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2013-02-04消石灰と苦土石灰の違い

消石灰と苦土石灰の違い

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園芸用品売り場に行く際、気になるのが「消石灰」と「苦土石灰」。

そもそもどう違うのか?

気になるところなので、調べてみました☆

種類

主成分

土壌中でのpH

製法・性質

使い方など

生石灰

酸化カルシウム

CaO

アルカリ性

pH13.4

石灰岩を焼き、CO2を放出させたもの。水を加えると発熱して、消石灰になる。

土の中和力は速効的で、施用して7~10日経ってから植える。生石灰の水溶液をトマトの株元に流し込むと、青枯れをほぼ止める。

 

消石灰

水酸化カルシウム

Ca(OH)2

アルカリ性

pH13.4

生石灰に水を加えたもの

空気中のCO2を吸収して炭酸カルシウムになる。施肥後は土とよく混ぜる。水に比較的溶けて効きやすい。土のpHを上げる

炭酸カルシウム

(炭カル)

炭酸カルシウム

CaCO3

アルカリ性

pH9.4

石灰岩を粉末にしたもの。有機酸や炭酸を含む水に溶けて、徐々に肥効を発揮

酸性中和力は遅効的なので、すぐ作付けできる。水に溶いたけん濁液を定植直後、白菜の根元にかん注すると、根こぶ病を抑える。

苦土石灰

(苦土カル)

炭酸カルシウム

CaCO3

炭酸マグネシウム

MgCO3

アルカリ性

pH9.7

ドロマイトを粉末にしたもの

1000倍液の上澄みを大根にまくと軟腐病が止まる。

カキ殻石灰

炭酸カルシウム

CaCO3

アルカリ性

pH9.7

カキ殻を乾かして砕いたものと、高温で焼いたものとある。焼く温度で水溶性石灰になる

効き目が穏やかで、キュウリやピーマンンの生育中にそのまま振りかけると、ほとんどの病気を抑える。

カキ殻を木酢や竹酢と混ぜて、葉面散布やかん注すると、枝豆が増収したり、キュウリの耐病性が高まったり、イチゴの肥大や日持ちが良くなったりする。

ホタテ貝殻石灰

炭酸カルシウム

CaCO3

アルカリ性

pH9.4

カキ殻を乾かして砕いたものと、高温で焼いたものとある。

高温で焼いて微粉末にしたものを、イネに直接散布すると、いもち病が止まる。

硫酸石灰

(石こう)

硫酸カルシウム

CaSO4

中性

カルゲンpH5.7

ダーウィンpH6.4

リン鉱石が原料。過リン酸石灰の抽出残渣

pHが5.5以下なので、畑のpHを上げずに、石灰を効かすことができる。中世からアルカリ土壌向き。リンドウ追肥すると灰色カビ病が治り、葉も立ち、日持ちも良くなる。

過リン酸石灰

第一リン酸カルシウム

Ca(H2PO4)2

硫酸カルシウム

CaSO4

酸性

pH3.0

リン鉱石硫酸を加えて作る

pHは3前後と低く、石こうを50%前後含むリン酸質肥料

塩化カルシウム

塩化カルシウム

CaCl2

酸性

吸湿性が高い

葉面散布剤として市販されている。石灰吸収量を多くすることができるが、薬害を生じやすいともいう。

硝酸カルシウム

硝酸カルシウム

Ca(O3)2

酸性

水によく溶け、速効性、流亡しやすい。吸湿性が高い

チッソ肥料に指定されていて、水耕栽培でよく使われる。被覆硝酸石灰や硝酸石灰液肥が市販されている。

現代農業、(2007.10)p.82~83より引用)

 

 表. 石灰資材の溶解度

肥料名(主成分)

化学式

溶解度(g/100ml)

生石灰

酸化カルシウム

CaO

0.140

消石灰

水酸化カルシウム

Ca(OH)2

0.185

炭カル

炭酸カルシウム

CaCO3

0.0015

硫酸石灰

硫酸カルシウム

CaSO4

0.16

http://www1.ocn.ne.jp/~amiyacon/nouhou/nouhou_sekkai.htmより

普通に消石灰=「水酸化カルシウム」と苦土石灰=「炭酸カルシウムマグネシウムを加えたもの」と表示されていた方がわかりやすいのに、、、といったところです。

効用としては、消石灰は、カルシウムの補給、土壌pHの矯正(アルカリ性化)、苦土石灰は、カルシウムの補給、土壌pHの矯正、マグネシウムの補給という3つの効果があり、アルカリ分は、それぞれ65%と50%であるとのこと。

素人が普通に使用するならば、苦土石灰の方が3つの効果が得られるので便利なのではないかと思いました。

山の土(黒ぼく土)をそのまま使用する場合には火山灰が中心になるため(関東ローム層)、酸性度が高いケースが多いので、石灰で中和を図った上で使用する必要があるようです。

また、庭の土なども酸性雨の影響で、畑などでは肥料の影響で酸性に傾きすぎている場合があるので、PHの矯正が必要になりそうです。

最近は、里山でゲリラ種まきをやったりしていますが、トマトが「尻腐れ病」になりました。

里山トマトが尻腐れ病&虫害に!

「尻腐れ病」というのは、病気というよりもカルシウム不足等が理由であるため、石灰の必要性を感じています。

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